青梅には、かつて三つの映画館がありました。
今はもうその映画館はありませんが、その名残が街の通りには残っています。
それは、映画館で使われていたシネマ看板です。
それらの看板を描いていたのは、青梅市生まれの久保板観さんという方です。


青梅のシネマ看板にゆかりのある人
名前 人物紹介
久保板観氏 青梅市生まれ。
映画館の看板を10代後半の頃より描いてきた。
最後の映画看板師として、旧青梅街道沿いに並ぶその作品たちは、青梅市の町おこしの原動力となっている。
山口マオ氏 29歳で専門誌「イラストレーション」のザ・チョイス年度賞を受賞して雑誌の編集者などに注目され、イラストレーターとして本格的な活動をスタートさせる。
映画看板に登場する猫は「マオ猫」というキャラクターで、そのシュールさは見る者を惹き付ける。

久保板観さんの泥絵の具一本で描かれたというシネマ看板は、その細密さに驚かされます。
登場人物たちの生き生きとした表情や、作品の雰囲気には、目を惹き付ける魅力があります。
写真ではないかと思ってしまうほどに丁寧な仕事ぶりは、間近でぜひ見ていただきたいです!

2015年から、久保板観さんと山口マオさんが共同でシネマチックロードの映画看板を新しくしました。
山口マオさんの作品に登場する「マオ猫」は、独特のタッチで描かれ、見ると思わずクスッと笑ってしまうような、そんな魅力があります。
なんの映画をパロディ化したものなのか、考えながら散策してみるのも面白いかもしれません。



そんな看板は青梅駅構内にもありますし、シネマチックロードにもたくさんあります。
シネマチックロードでは、昔懐かしいさまざまなお店を覗きながら、ノスタルジックな風景とともにシネマ看板が見られるので、青梅に来たら、ぜひ一度は訪れてほしい観光スポットです。

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